ヨガスートラという経典に基づき、ヨガを明確に定義します。ヨガとは、心の作用を止滅させること。8段階を経て至る、サマディの状態を指します。
自分以外のものとの関係を律する、倫理的な心得です。
自分に対する心得です。
安定した姿勢は、心を静める助けになります。身体と心のバランスを整え、身体の中に意識を置いて、身体に対して気づく。(12のポーズはアサナのページへ。)
プラーナ(気)は体の内外にある生命エネルギーで、クンダリニーの気によって働きます。それをコントロールするのがプラナヤマ。呼吸法だけでなく、姿勢や浄化法もその手段です。心を落ち着かせ静かにし、意識が今に保たれるようになります。
五感(視・聴・嗅・味・触)は外に向いています。それを元へ引き戻す。目を閉じれば視覚は内へ、内の音に意識を向ければ聴覚は内へ。感覚が外界の対象と結びつくのを止め、感覚と心が一つになっていく境地です。
心を一つの場所に結びつける。集中する対象を選ぶ——ろうそくの火、鼻の先、チャクラ、内の音、光の点のイメージなど。選んだ対象に心を固定し、集中する。固定化し、揺るぎないものになっていくのが精神集中の境地です。
固定した対象を自然に流し、その流れを平静に観察する。精神集中が集中的であるのに対し、瞑想は拡大的です。一つの対象への流れが途切れなく広がっていくとき、ダーラナは瞑想へ転じます。人に決まった思考パターンがあり、すでにエゴに刻まれている——その型から解放される営みが瞑想です。
瞑想の流れが、思考が消え自己のばらばらが無くなっていくようになったとき、それがサマディ(三昧)と呼ばれる境地です。五感の動きが静まり、あらゆる思考が静められた純粋な状態。冒頭の定義に戻れば——ヨガとは心の作用を止滅させることであり、サマディが起こる。そこには対象もなく、エゴも消えている。この境地が目標です。