NATURAL FARMING

野菜作り — 自然農の畑

自給自足の基本は「食」。土の力を借りて、耕さず・肥料を与えず・農薬を使わない。自然農法で野菜を育てる畑の実践研究です。

トップ野菜作り

自然農の畑

基本的には自然農法で野菜を作っています。今の農業とは違い、無耕起・不使用肥料・農薬散布なし。草は刈って畑に戻し、土の力を損ねないように育てます。多様な生き物との共生を活かし、自然と多様性の表れる形で野菜を育てています。

手が入りすぎず、自然界に害を与えず、自然と調和する。そんな畑をめざしています。土の力を増やすため、次に多様な生きものが根づくように工夫します。ここで育つ野菜は生命力が強く、味も濃いのが特長です。

自然農の畑
自然農の畑。

三つの原則

原則 一

肥料を与えない

有機肥料も不要。雑草は抜かず刈って上に重ね、土そのものを育てる。

原則 二

農薬を使わない

虫も草も敵にしない。多様な生きものの共存が病害虫の暴走を防ぐ。

原則 三

深く耕さない

土中の微生物や昆虫の生態系を壊さず、大地の力を借りる。

栽培品目 — ほぼ固定種の自家採種

種はほぼ固定種を使用し、自家採種しています。北国のニセコでは、品目によっては畑で苗を育ててから定植します。

白菜大豆小豆とら豆いんげんゴボウアマランサスかぼちゃジャガイモ白菜キャベツレタスきゅうりトマトミニトマトピーマンナスビートごぼうじゃがいもにんじん玉ねぎにんにくズッキーニアスパラガスネギニラ

特によく育つもの:白菜、大根、ズッキーニ、ビート、トマト、アスパラガスなど。

育苗の様子
寒冷地なので、品目によっては畑で苗を育ててから定植する。

2010年の畑 — 時系列記録

自家採種を目標にした2010年の畑の、日付つき記録です。この年は、白菜・小豆・大豆・とら豆・いんげん・ポップコーン・とうもろこし・そば・かぼちゃ・ほうれん草・ラディッシュ・レタス・チンゲン菜・じゃがいも・にんじん・とうがらし・ごぼうなどを育てました。

6月7日

十能で土をならして種をまく。刈った雑草に土をパラパラとかける、自然農の土づくり。

6月22日

芽が出てきた。

6月28日

双葉が出そろい、混んだ苗を間引く。

8月25日

ごぼうが実に。肥料を与えなくても豆はよく実る。ほうれん草は土が合わず育たなかった。ミニトマトが鈴なり。

10月19日

蕪が大きく育った。市販の十分の一ほどの小ささでも、種から育てた命。なすは最後の実から採種し、来年へ繋ぐ。

10月24日

収穫が最盛。白菜は来年へ。移植した苺(ランナー)が根付いた。最後の枯れたミニトマトからも採種。

10月27日

初雪、冬支度。ルバーブ・トマト・ごぼうなどを収穫して貯蔵。

鈴なりのミニトマト
鈴なりのミニトマト(8月)。
初雪と冬支度
初雪と冬支度(10月27日)。
自家採種を目指して
この年は自家採種が目標。大豆は乾かして中の豆を採り、エゴマは実の中の3〜4粒を確かめてから採種。無肥料でも、ごぼうやトマトはたくましく育ちました。

研究として — 記録とデータ

「農薬をどうしても使わなくてはならない」ではなく、なだらかに臨機応変にニセコの風土に合わせて自然農法を実践しています。そのためにも、毎年、どんな野菜がどう育ったかを記録し、データを蓄えて、次に活かすことが必要だと考えています。

バッタとの一件
ある年、バッタが大量に発生。ニームや木灰スプレーなど、いろいろ試しました。異常発生するのは自然の法則でバランスが崩れたときでもあります。最初は驚いて危惧しましたが、バッタが食べる草はふえてくると生態系が働き、大きな被害は出ませんでした。バッタは荒らすばかりではなく、新たな生態を生み、土を育てているのだと気づかされました。
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