自給自足の基本は「食」。土の力を借りて、耕さず・肥料を与えず・農薬を使わない。自然農法で野菜を育てる畑の実践研究です。
基本的には自然農法で野菜を作っています。今の農業とは違い、無耕起・不使用肥料・農薬散布なし。草は刈って畑に戻し、土の力を損ねないように育てます。多様な生き物との共生を活かし、自然と多様性の表れる形で野菜を育てています。
手が入りすぎず、自然界に害を与えず、自然と調和する。そんな畑をめざしています。土の力を増やすため、次に多様な生きものが根づくように工夫します。ここで育つ野菜は生命力が強く、味も濃いのが特長です。

有機肥料も不要。雑草は抜かず刈って上に重ね、土そのものを育てる。
虫も草も敵にしない。多様な生きものの共存が病害虫の暴走を防ぐ。
土中の微生物や昆虫の生態系を壊さず、大地の力を借りる。
種はほぼ固定種を使用し、自家採種しています。北国のニセコでは、品目によっては畑で苗を育ててから定植します。
特によく育つもの:白菜、大根、ズッキーニ、ビート、トマト、アスパラガスなど。

自家採種を目標にした2010年の畑の、日付つき記録です。この年は、白菜・小豆・大豆・とら豆・いんげん・ポップコーン・とうもろこし・そば・かぼちゃ・ほうれん草・ラディッシュ・レタス・チンゲン菜・じゃがいも・にんじん・とうがらし・ごぼうなどを育てました。
十能で土をならして種をまく。刈った雑草に土をパラパラとかける、自然農の土づくり。
芽が出てきた。
双葉が出そろい、混んだ苗を間引く。
ごぼうが実に。肥料を与えなくても豆はよく実る。ほうれん草は土が合わず育たなかった。ミニトマトが鈴なり。
蕪が大きく育った。市販の十分の一ほどの小ささでも、種から育てた命。なすは最後の実から採種し、来年へ繋ぐ。
収穫が最盛。白菜は来年へ。移植した苺(ランナー)が根付いた。最後の枯れたミニトマトからも採種。
初雪、冬支度。ルバーブ・トマト・ごぼうなどを収穫して貯蔵。


「農薬をどうしても使わなくてはならない」ではなく、なだらかに臨機応変にニセコの風土に合わせて自然農法を実践しています。そのためにも、毎年、どんな野菜がどう育ったかを記録し、データを蓄えて、次に活かすことが必要だと考えています。