日本人が食べているのはお米。育てるのも日本人。自給自足を目指すなら、お米づくりは外せない。2010年、小さな丸い田んぼから始めた寒冷地の稲作の記録です。
2010年に初めて作った田んぼの記録です。完全な自然農ではないけれど、素朴なオーガニックファームなみに作りました。有機肥料も使っていません。田から黒土を掘り出し、少し高くして、シンボリックな小さな丸い田んぼをつくりました。


水は田からモーターで吸い上げて入れます。人から水を引いている様子で、友人に借りて、人を巻き込みながら防水に気を配りました。8月には山の上流に手製の浄水槽を付け、ホースなしで水を高低差で送り出す仕組みに。
初めて開墾。シンボリックな小さな丸い田んぼ。畦付近を高くし、水を張れるように。
山の水が来たので田植え。北国に合わせて植える。
元気よく育ってくれている。
ぐんぐん育って増えてきた。穂が付いてきた。
山の上流に浄水槽を付け、自然の高低差で水を送る仕組みが完成。
ふっくらと実り、色づいてきた。
水を抜く。落水して乾かす。
稲刈り。近所の兼業農家の友人が手伝ってくれ、30分ほどの小さな田面を刈り取る。干して脱穀へ。

重機を返す前にその力を利用して田んぼの基盤を作りました。田んぼ予定地にあった木の根を抜き、開墾し、平らにならし、周りの土を盛りました。2面できて、これまでの小さな丸い田んぼの100倍以上の面積になりました。


7〜9月は、稲に穂が付き、花が咲き、こうべを垂れていきます。カエルの大合唱を思い出す。観察するだけで、ほとんど人の手はいらない。この田んぼ、来年もあればいいのに、といろいろな生きものが暮らしています。ミズスマシ、ゲンゴロウ、カエルなど、多様な生きものの系が地味のいい場所で成り立つ、田んぼです。人間中心のモノクロな世界には、棲みつきたくないなあと感じます。