春は山菜の季節。探さなくても身近にたくさんある恵みを採り、畑に移植し、採りすぎた分は保存食に。ニセコの森の恵みとの暮らしです。
春は山菜の季節。ふきのとう、行者にんにく、タラの芽、ウド、フキ、こごみ、オオバユリ、笹の子、ぜんまい、イラクサ、よもぎ、エゾエンゴサク、やちぶき、などが採れます。特にウド、こごみ、オオバユリ、笹の子、ぜんまい、よもぎは探さなくてもたくさんあるので、採集は簡単です。



とれた山菜ごとに、代表的なレシピを材料・分量・作り方つきで紹介します。分量は目安なので、お好みで調整してください。森の恵みは、香りとほろ苦さを生かしてシンプルにいただくのが一番です。
ほろ苦さと春の香りが甘辛い味噌に溶け合う常備菜。温かいごはんや焼き味噌としても。
常備しておける一瓶。刻んで冷奴・卵かけご飯・餃子の具に。香りが長く楽しめる。
山菜の王様。中はほくほく、ほのかな苦みが春らしい。塩でシンプルに。
シャキッと爽やかな一皿。むいた皮も、きんぴらにして無駄なく。
醤油で煮しめた、つやのある常備菜。ごはんにもお酒にも合う。
くせがほとんどなく、山菜入門にぴったり。手早く作れる。
ぜんまいはアク抜きが要るが、干して戻せば保存がきき、味わい深い一品に。
噛むほどに春の香り。白玉粉で手軽に作れる。
でんぷん質の鱗茎を「ゆり根」のように、だしで含め煮に。ホクッと甘く仕上がる。茶碗蒸しの具や天ぷらにも。
※鱗茎が育つには年数がかかります。採りすぎず、持続可能な範囲で採取を。
アイヌの人々はオオバユリを「トゥレプ」と呼び、その鱗茎は大切なでんぷん源でした。でんぷんを水にさらして取り、練って餅(シト)にします。手間はかかりますが、その味わいは土地の歴史そのもの。(残った繊維は、伝統的に発酵・乾燥させて輪状の「オントゥレプ」にしました。)
※でんぷんの収量は少ないので、鱗茎は多めに。持続可能な範囲で採取を。
北海道・東北で愛される定番。甘くやわらかい笹の子を、サバ缶と味噌で仕立てる、ごちそう汁。
別法:皮つきのまま丸焼きにし、醤油や味噌でいただくのも簡単で美味。
写真について:料理写真は、コード内のファイル名(例:img/dish_fukinotou.jpg)でimgフォルダに入れると表示されます。それまでは「準備中」表示になります。
山菜はほど、たらの芽、行者にんにくを移植しています。ウドやタラは、家の近くに移植しておくと、毎年増えていってうれしい。

身近な恵みを育てる:採るだけでなく、暮らしのそばに移し、少しずつ増やしていく。森と畑の境界をゆるやかにつなぐ試みです。
ウド、こごみ、オオバユリ、笹の子は探さなくてもたくさんあるので、採取は簡単。しかし、採りすぎて食べきれないときは保存します。山菜の保存のために加工するのは必要で結構な作業量、また楽しみでもあります。保存は、こごみは干して、オオバユリ・笹の子・ふき・こごみは湯がいて塩漬けにします。



いろいろ試行を重ねて、保存技術の向上を目指します。