廃材と地域のカラマツを活かしたセルフビルド。基礎打ちから断熱・外壁まで、一つひとつ手づくりで積み上げてきた家造りの記録です。
母屋に続く二棟目は、丸太を柱・梁に使うポストアンドビーム工法で建てています。冬地に植えられていたカラマツを伐採し、簡単な設計図をもとに、必要な長さに切り出して材料を用意しました。

丸太の皮は、専用の道具や平スコップの先を三角に加工したものを使うと剥きやすくなります。保存性を高めるため、皮を剥いた状態で置いておきました。
田の泥を避けて場所を選び、砂利を敷いてならし、レベルを整えます。木枠を組み、鉄筋を組んでコンクリートを流しました。ミキサー車は入れないので、電気ミキサーを発電機で回しながらコンクリートを練り、型枠に流し込みます。


皮を剥いた丸太は真っ直ぐではなく、一本一本わずかに曲がっています。パイプで刻む家とは違い、木の癖に合わせて仕口を刻み、みんなで知恵を出し合いながら柱と梁を組み上げていきました。日本大工の親方に仕口や電動工具の使い方を教わりながら進めています。


外周が仕上がったことで、木材や道具を雨に濡らさず置ける場所ができました。田が湿地で泥濘みやすいため、早めに冬支度をして一段落としています。
最初にセルフビルドで建てた母屋。5.5坪の平屋で、雪を溶かして開墾した土地に、その場に生えていた立木を5本そのまま柱として利用しました。基礎は地面を約60cm掘って砕石を入れ、突き固めています。
家を解体した時に出る廃材(角材・合板・トタン)を活用。廃材の釘を抜き、掃除してから使います。2mの支柱を立て、四角に囲って梁を渡し、1階の床をつくりました。


屋根は落雪を考え、勾配は45度の急傾斜。丈夫なトタンを張って、雪の重みでも耐えられる構造にしました。防水シートを張り、トタンで仕上げます。
この土地に住み始めた年。基礎は地面を約40cm掘り、砕石で埋めて上から突き固め、単管ベースで固定した。

テントで暮らしながら単管ワーク。一人でも組める自信がついたので、単管をフレームにして家を作った。試行錯誤のオリジナル工法。


屋根はコンパネを張り、防水シート、トタンで仕上げ。壁は断熱にスタイロフォーム、耐火に石膏ボードを張る。外のトタンを張る頃、雪が降り始めた。テント暮らしのまま完成させた。

資材は拾ったり、もらったり、片づけの手伝いで手に入れたもの。ドアは作ったり、規格を考えて注文した。最初の冬に間に合わせ、最低限の断熱と気密で仕込む。薪ストーブ一つで十分暖まる。
2007年、壁の仕上げは塗り壁。ホームセンターで石灰を買い、ノコで切った藁を混ぜ、水で溶いて壁に塗った。
以前は林の中に穴を掘って用を足していました。2本の柱を焼いて炭化させて防腐処理をし、周りの枝や木を使って囲いを付けたトイレを制作。予算が低い分、身の回りの資材を工夫して活かしています。二棟目のトイレは2010年秋に、母屋の雪が落ちる位置を避けて設置しました。
