ヨガは、シンプルな生活と正しい考えに基づいた、自分を律する生き方を容易にします。体は魂を宿るお宮、心は体の乗り物と考えます。
筋肉を急激に激しく動かす運動と違い、ヨガは呼吸に合わせてゆっくりと、意識しながら動きます。アサナとは安定したポーズの意味。筋肉だけでなく、体の中の臓・腺にも働きます。マッサージのように血行を受けて機能が高まり、体内の血流が滑らかになって、姿勢や自律神経のバランスが整うようになる。心を徐々に整えるための精神的なコツともいえます。
普通の人の呼吸は、肺の上部と胸だけを使う呼吸です。横隔膜と肋骨を動かすことで呼吸が深まる。ペースをゆるやかにし、浅く早い呼吸をやめて深くゆったり吸うと落ち着きやすくなる。深い呼吸は、肺の下部も使うフルな呼吸です。
プラナヤマには、精神集中を深める/心を落ち着かせ静かにする/ストレスを解消する/気分を爽やかにし体を軽くする/チャクラを開く/クンダリニーの覚醒を促す/知性を深める/寿命を延ばす/内臓を浄化する、などの効果があります。
また、自分の呼吸を観察することで客観的になり、否定的な思いに囚われているのに気づける。呼吸を意のままにコントロールできれば、心を落ち着け、状況を冷静に扱えるようになります。
体は食べるもので作られ、維持されます。ヨガの食事は、植物性のベジタリアン食。タンパク質・炭水化物・ビタミン・ミネラル・脂肪・繊維の6つをバランスよく摂り、玄米や太陽の恵みを受けたものを多く摂るとよい。食べるために生きるのでなく、生きるために食べる。食べることの本当の目的——体とプラーナに必要な養分を与える——を理解することが大切です。シンプルで自然な食べ物が最適です。
ここでは、自然農法で作り、新鮮に切った山菜を使って、体と地球にやさしい食べ物を心がけています。大切なのは、過食や小食といった、体の声を無視して快楽の思考や欲で食べすぎないこと。食べる喜びを、バランスよく、体からの声を素直に聞いて必要なものを食べる。